2010年 06月 19日
6月13日、Yさん、Tさん、I さん、北○山○会のKさん、Y子さんの総勢6名で、 芦別岳へ旧道から辿って山頂へ。 下山は、本谷を下降する。 旧道登山口から、1時間弱でユーフレ分岐。 途中、夫婦沢渡渉地点は増水のため、濡れた丸太橋を慎重に渡り、ハシゴ地点を通過。 その後は夫婦沢右岸沿いを辿って登る。 旧道から登るのはこれが3回目、いつ来てもキツいハードな旧道は上級者向けか? 気温も高く、暑さも相まって皆バテ気味。 一人ひとりの顔を伺うと、滝のような汗が流れている。 自分は、皆が言うには「汗、全然かいてないじゃん・・・こんなもんじゃ物足りないんじゃないのぉ~」って皮肉たっぷりに笑い飛ばされた。 確かに汗はそれほどでもないが、至って普通に汗をかいていた・・・と思う。 道中、唯一癒してくれたのが、涼しげな夫婦沢脇一帯に咲き誇る花々の群生・・・ 白いミズバショウと黄色いエゾノリュウキンカとのコラボレーションが見事な演出をしてくれていた。 夫婦沢左岸上部は、大きな岩壁の槙柏山が・・・ 左手に見える夫婦岩は、ロッククライマーを唸らせるに十分な迫力だ。 北尾根稜線の手前は、雪渓がいたるところに残っている。 起伏の激しいこの稜線、なかなか歩き応えがある。 やがて、芦別岳本峰が見えてくる。 キレットも真正面の稜線上で、右側は大きく切れ落ちている岩峰郡だ。 稜線上に咲く花・・・ エゾタカネスミレ、シラネアオイ、ハクサンイチゲ、ウコンウツギ、 ミヤマキンバイ、ハクサンチドリ、チングルマ、サンカヨウ。。 次々と現れる高山植物たちの舞。 振り返れば、崕山の山肌がはっきりと確認できる。 キレットまでは、一度大きくコルまで下り再び登りが続く。 ここが最大の心臓破り? 皆、キツそうだった。 キレット付近までくれば、あとは少しの辛抱で山頂にたどり着ける。 この辺りが一番の、お花畑だろうか。 この時期限定の産毛をまとった可憐で可愛い黄色いツ○モ草の花を見ることができた。 一時は、盗掘によって激減したこともある花である。 このロケーションに咲いてこそ意味があるのに何とも皮肉な話だろう・・・ 申し訳ないが、あえて画像は掲載しないことにする。 やがて、キレットを通り過ぎれば広い雪渓が現れる。 大きなお花畑だ。 雪渓を過ぎるとガレ場に出る。 あちこちに熊さんの掘り返しが見られる。 ここからは、ほぼ岩場をダイレクトに直登すれば山頂となる。 山頂直下を這うように直登している最中、左手一稜付近でロッククライマーが壁にトライしていた。 偶然、帯広の紋○朗さんご一行と出会う。 またも偶然に前夜からの我々幕営したすぐ隣にテンぱっていたという。 お互い気が付かなかったのは、笑い話だった。 彼らは、本谷から登って、新道から下山した。 山頂では、ネギにニラ、おまけにキムチまで入ったスタミナたっぷりの山頂ラーメンを頂く。 その後、本谷を下降していくが、最初はかなりの急勾配。 滑落を恐れ、慎重にツボで下る。 意外と歩きやすい雪質で下れた。 途中、Kさんが時折麦わら帽子を飛ばされながらもグリセードで一気に滑り降りる。 「母さん、あの帽子、いったいどこへいったのでしょうね。」・・・ まるでドラマ「人間失格」のワンシーンのよう。。 Kさんの手ほどきで、グリセードの練習がてら、皆楽しそうに一気滑りに講じる。 やがて本谷のゴルジュに差し掛かると、前後してあちこち雪渓が崩落している。 難所のゴルジュの滝は、辛うじて僅かに雪渓が残っていたが、この暑さでは、2~3日持つだろうかなぁ~? いや、もう通過は無理だろう。 あとは崖を高巻くしか手段はないかも。。 ゴルジュを過ぎれば、あとはしばらく、左岸の沢沿いを淡々と歩くだけだ。 前方にユーフレ小屋が見えてきて、ここで一息入れる。 さすがに皆、疲労感がにじみ出ていた。 そして重い腰を上げ、最後のひと踏ん張り・・・ ユーフレ分岐を過ぎて丸太橋を渡り、途中フキ採りで休憩する。 その後は一目散に登山口に向って急ぎ足で下る。 なかなかのハード山行であったが、これはこれで記憶に残る素晴らしい一日となりました。 ご同行に皆さん、「ありがとう」そして「大変お疲れさまでした。」・・・ #
by kitaironoyama
| 2010-06-19 18:05
| 登山
2010年 06月 17日
6月6日、小樽赤岩初デビュー ロッククライマーの聖地、赤岩にP組級長をリーダーにMaさんと I さんと総勢4名で出かける。 赤岩峠に差し掛かると、車車のオンパレード。。 クライマーも大渋滞らしい。 空いている岩を探す。 最初は、トリコニーダイレクトルートに取り付く。 Maさんが最初にトライ、危なげなく何とかセーフ。 次は私がトライするが、何となく抜けた。 I さんは、昨夜の飲み過ぎ?・・・ 体調いまひとつ、途中断念する。 級長は、さすがに当たり前のように抜いた。 次は、ランニングビレイをとりながら、4段テラスに挑む。 見た目は厳しそうだが、意外と難なくクリア。 Maさん、級長は普通にこなすが、I さん苦戦モードで、大汗だく、時間がかかるが何とかクリア。 ここの岩は、ある意味楽しく思える。 初心者にはうってつけの岩だった。 最後は、東のチムニーで、懸垂下降の練習。 ややハングしていて、難所に思えたが、意外や意外、面白いようにクリアする。 ここからは、I さんが抜けてカメラマンに徹する。 クライマー達が増え、やや混みだしてきて本日の岩は終了」する。 級長、Maさん、I さんお世話になりました。 また次回「私を赤岩に連れてって」・・・ #
by kitaironoyama
| 2010-06-17 23:22
| 登山
2010年 05月 25日
5月23日、YaさんとTaさんの総勢3名で羊蹄山を山スキーで登ってきました。 京極コース夏道右沢(涸れ沢)の急斜面は最高のバーン。 上から下まで、まるでハーフパイプ状の斜面。 山頂直下標高100m程は、すでに雪は無し。 お釜の稜線から眺める下界は、見晴らし最高。 父釜は、まだ雪に覆われている。 ここを滑り降りるのもまた面白そう。 何年ぶりかの山頂標識。 山頂で休んでいたら、ヘリが近づいてきた。 遭難?それとも取材? よく分からないので、下手に手を振れないでいたら、なんとヘリ側から手を振るではないか。 どうやら取材か? その後のスキー滑走は、急斜面だが、下手な私でも面白かった。 何とかギリギリまで雪を繋いで林道まで滑り降りることができてよかった。 本当にこれで滑り納めとなるのだろうか・・・ もう5月23日だけどなぁ~。。 #
by kitaironoyama
| 2010-05-25 06:55
| 登山
2010年 05月 22日
今日5月22日、共同文化社から、 ganさんが往く「北海道の沢登り独断ガイドブック」が 発売されました。 確か道新にも紹介されてました。 この本、私宮王も少なからず載ってます。 山仲間のganさんの3冊目の沢本です。 一部、私が同行した沢の写真等が掲載されているはずです。 買う買わないは別として、本屋(主要書店)で見つけたら 読んでみてください。 という事で、宣伝と押し売りではありません・・・あしからず。。 できれば、興味ある方買って下さいな。。 本人曰く、印税目的ではありません。 「沢の素晴らしさを感じていただければというのが本音だそうです。」 #
by kitaironoyama
| 2010-05-22 22:20
| 登山
2010年 05月 17日
5月16日、今シーズンの山スキー最後の滑り納めで増毛の雄冬山に行ってきた。 本当は、15日~16日にかけて、Yさんからのお誘いで 愛山渓方面に行く予定だったが、生憎土曜日は家庭の事情で キャンセルさせて頂いた。 申し訳ないと思った。 日曜日はどうしようかと思っていたところ、Tuさんの呼びかけで、 Iwさん、Maさん、Saさんと総勢5名。 林道の積雪状態が心配されたが、なんとか大丈夫だった。 次週の林道は、もうスキーでは無理だろう。 とりあえず浜益御殿まで向うが、けっこう汗だくに登らなければならない。 それだけ、気温が高いのだ。 浜益御殿から、雄冬山を望むとやっぱり遠い感じがする。 一度大きくコルまで下らねばならない。 そして、雄冬山の登りは急斜面を大きくトラバース。 その後は、急登が続く。 山頂からの眺めは、山座同定としては増毛の山々の中では、一級品。 当日、遠く羊蹄山から、さらに遠い利尻山まで望めたのはラッキーとしか思えない。 まさに一級品の眺めだった。 下山は、御殿への登り返しがキツイ。 案の定、皆苦戦モードだった。 それも試練、「楽ありゃ苦もあるさ」・・・ なんていっても、極めつけはIwさん特製のラーメン+Tuさん持参のギョウジャニンニクのコラボ。。 最高に上手かった。 おかげ様で、御殿の登り返しはハイピッチで登れた感じがする。 最後は、御殿から滑り降りるだけ。 帰路に浜益温泉で汗を流してリフレッシュしました。 ご同行された、仲間たちに感謝です。 どうもありがとう。 来年も、また行こうね。。 #
by kitaironoyama
| 2010-05-17 20:24
| 登山
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