2011年 06月 13日
昨日、Yaちゃん、Maさん、Mo子ちゃん、Taちゃん、Ibさん、Tiさん合わせて総勢7名で 空沼の湯ノ沢を遡行してきた。 湯の沢橋で、出だしから変な家族に出会った。 湯の沢橋には車が何台も止まっていて、子供までいた。 エッ!子供まで湯の沢を遡行? どうやら空沼の登山口を間違えたらしい。 まさか子供まで沢に行くはずないと思っていたしね。 はじめは林道歩きだが、皆おしゃべりに夢中。 ついに入渓箇所を通り過ぎてしまったようだ。 そこは、皆さんベテランなので傾斜地をドンドン下って湯の沢に入渓。 湯の沢は案の定、雪解けで水量が多かった。 でも、水はそれほど冷たくはなく遡行に支障は全くなかった。 沢の岩や石が白く覆われている。 温泉成分の石灰のような白さだ。 湯の沢の由来はそこにあるのかと思うが、定かではない。 時々巻き道を歩くと、途中で熊の足跡があった。 そこからは、盛んに笛を鳴らし続けて先を往く。 やがて、小滝が出始める頃からは水がだんだん冷たくなる。 紅一点のMo子が果敢に滝登りに挑んでいる。 沢が大好きという彼女の言葉通り、楽しそうな表情がまた印象的だった。 やっぱり、好きなんだなぁ~と。 その彼女のお師匠さまであるMaさんもまた、沢がやっぱり好きなんだなぁ~と言っていた。 そして、ミニゴルジュも現れた。 極力、水に濡れないように直登。 とは言っても、股下ほどまでは水しぶきがかかるのはいた仕方ない。 湯の沢唯一の核心部の5m滝は、手掛かりの笹が坊主状態。 Mo子も頑張って登ってくる。 遡行者がかなり増えたのが原因らしい。 核心部を越えたあとには、この沢最大の大滝が現れる。 見事な水しぶきで、直答は無理と最初から諦めた。 その後は、大滝の上の流れまで高巻いて登る。 そのうち、あっけなく林道に出くわして、遡行終了となった。 あとは、万計山荘までゆっくりペースで林道を歩く。 途中、ウドを収穫しながら山荘を目指す。 と言っても、収穫していたのは4人だけで、3人はすでに山荘に着いていたらしい。 相変わらず、霧雨が降っているが、どうせ沢屋の格好。 濡れて当たり前、気にもせずに歩けるのが特権だろう。 山荘では、賑やかに静かな音楽が奏でていた。 沼の畔で、ラーメンタイム。 暖かいラーメンは身も心も温めてくれる。 山ならではの光景だが、やっぱり、いいわぁ~。 このひと時がたまらなく嬉しい。 その後は、一目散で夏道を下山したのは言うまでも無い。 途中、何度も滑っては、転びそうになるが、自分はこらえて手を着いただけで「すってんコロン」は無かった。 だが、皆は自分が転んだもんだとばかりに大笑いに野次が入る。 その後すぐに、Yちゃんがもろに尻餅着いて、皆で大笑い。 何だかんだと言いながらも下山完了。 登山口の沢で、泥でまみれの沢靴やスパッツなどの足回りを洗い流して綺麗になったところで無事終了。 皆さんお疲れさまでした。 #
by kitaironoyama
| 2011-06-13 21:07
| 登山
2011年 06月 06日
以前から目論んでいた、この社台滝。 当時、同行者も居なかったので単独で行こうと決めていた。 ところが、つい最近だ。 いつも同行させていただいているメンバーから、「行かないかい?」と お誘いが来た。 即答で「行くぅ~」と返事した。 でっ、昨日行ってきました。 詳細は後日という事で。 当日の朝、目が覚めるとカーテン越しの窓は、薄明かりが差し込んでいた。 エッ!??? ヤバイ!??? しまったぁ~!? 寝坊しちまったかぁ~!?・・・ すかさず、枕元の時計を覗き込むとまだ3時半過ぎだった。 ん? 時計が止まってんじゃない? 間違いなく動いていた。 あぁ~良かった・・・と安堵の溜め息。 もう一眠りといきたいところだが、二度寝は起きれないと判断。 少し早いが、身支度を済ませ軽く朝食。 これまた早いが、早速車に乗って「レッツゴ~」。 7時待ち合わせの某駐車場に6時半頃に着いた。 と思いきや、すでに数人来ていた。 恐るべし山屋たち。 今日同行するメンバーは、女性3名含めて総勢9名だ。 早速、出発??? ん? 一人足りない? 誰? なんと、某駐車場に一番近くに住んでいるSさんだった。 こういうケースって、けっこうある話だよなぁ~。 でも、まだ7時じゃないから遅刻ではないよなぁ~((笑 その後9名の精鋭たちが揃ったところで、ピックアップ車2台に分乗していざ出陣。 向かうは、社台牧場手前の神社をインクラの滝看板で右折 ここからインクラまで10キロの林道走行して終点、 さらに10キロ奥に入って路肩に駐車。 林道はかなり荒れて最終地点手前では土砂崩れと道路崩壊が著しい。 早速、林道から沢に入渓。 最初は、大きな河原沿いを歩く。 何度か砂防ダムを通過。 巻道を使ったり、河原を歩いたりしながら歩く。 やがて左手に大きな函状の壁が見えてくる。 縦に線を引いたような真っ直ぐの柱状節理だ。 見事としか言えないほど、綺麗だった。 その先をさらに奥へと歩けば、苔むした巨大な岩が沢を覆うようにゴロゴロと居座っている。 やがて沢が開けてくる頃、遠くになにやら大きな滝が見え隠れしている。 「社台の滝だぁ~」と皆叫ぶ。 あともう少し、躍る心を抑えながら歩く。 だんだんと巨岩がさらに大きくなっていくではないか。 それでもみんな、それぞれのスタンスに合わせて右往左往と巨岩を縫うように登っていく。 果敢に挑むその姿はとても素敵で勇ましい。 いきなり眼前に立ちはだかる巨大な滝。 「わぁ~社台の滝だぁ~」と皆感嘆の溜め息。 垂直に落ち込む滑のようなこの滝。 これが「悪魔が囁く社台滝」だ。 まるで大きくあんぐりと開いた口、その上には目のような穴。 見方によっては、まさに悪魔と言わんばかりの形相。 そして、ムンクの叫びにも見えてしまうのは自分だけか。 でもよく見ると、なんとも優しげで柔らかな面立ちにも見える。 悪魔だなんて誰が呼んだのだろう。 記念写真を収めたあと、下山にとりかかる。 もう二度と来る事はないだろうこの社台滝。 何度も振り返っては、盛んにシャッターを押し続けていた。 「悪魔君さようなら~」とでも言うように…。 追記・・・お昼は川原で、Iさんのお店「釜揚げ蕎麦・うどん屋」開店した。 豪華採れたてのタケノコ入りは絶品。 とても美味しくいただきました~ありがとう。 そして仲間の和気あいあいとした楽しいひと時に感謝。 9人の精鋭たちの皆さんお世話になりました。 本当にありがとう。 また、機会がありましたら何処かへ行きましょう。 #
by kitaironoyama
| 2011-06-06 06:59
| 登山
2011年 06月 04日
5月27日、2週連続で、Saさんと二人だけで小樽赤岩へ。 何処の岩も山岳会らしき人たちで、賑わっている。 とりあえず、最初に中チムニー岩をマルチピッチで登る。 ここは1ピッチで登りきれる岩だ。 もちろんお初のコースだ。 今日はあくまでも、アルパインの練習。 リードの心構え、ビレイ・確保などなど。 次の岩は、なんと言う岩か忘れてしまった。 取り付きは、ハング気味の細いクラックで、宙にぶらさがるように登る。 登りきれば、バンド気味の足場に到着。 2ピッチ目からは、スラブ状のやや斜度が緩い岩だ。 とは言うものの、角度にして70度はあるかもしれない。 最後の3ピッチは、途中ハングになっているところを通過。 何とか無事に到着。 下りは、懸垂下降で一気に底まで降りる。 まだまだ覚えることが山ほどある。 Saさん、今日も1日ありがとうございました。 懲りずにまたお願いいたします。 #
by kitaironoyama
| 2011-06-04 16:28
| 登山
2011年 05月 23日
仙台震災派遣後、初外岩として赤岩に行ってきた。 メンバーは、いつものP組級長のSaさんをリーダーに、紅一点Ma先輩、頼もしい兄貴Iwさんの総勢4名。 今回は、岩に親しむならぬ、触れるがモットー。 天気は曇り、海から吹き上げる濃霧で赤岩は幽玄美に染まる・・・まるで中国の枯山水の如く。 一発目は、トリコニールート。 昨年は、1回でクリアーしたものの、今年は一発目でつまずいた。 冷たい岩で、指先が冷えて感覚マヒで登りきれずに途中でリタイア。 その後、Maさんが挑戦してクリアー。 その姿に火が着いた。 再度、挑むと、何とかクリアー。 この時点で、修行が足りない事を認識。 続いてIwさん、Saさんが続き、全員クリアー。 めでたし、めでたし。 次に、4段テラス。 ここは、全員難なくクリアー。 最後は、またトリコニーへ戻り、今度はバンド?ルートを目指す。 リード訓練も兼ねて、アルパイン・マルチピッチ方式でのダブルロープ登攀。 これはアルパインクライミングの基本なのでしっかりと勉強。 途中、おやつタイムにIwさん特製のコーヒー、そしてランチは、これまた特製の中華三昧ラーメン。 今日は、肌寒い日だったので身に沁みるくらいとても美味しかった。 Iwさん、準備ありがとう。 そうこうしているうちに、時計はもう3時を回っていた。 今日は、これで終了して帰宅の途に・・・。 何だかんだも充実した1日に皆さん感謝です。 また次回も、よろしくお願いします。 #
by kitaironoyama
| 2011-05-23 20:26
| 登山
2011年 05月 08日
1回目の派遣帰還後、翌週に最後の派遣で再度仙台に向う。 空路で新千歳から山形へ、そして仙台に・・・ およそ8日ぶりの仙台被災地は、相変わらず悲惨な状況は変わらない。 だが、少しずつではあるが復興の兆しが見え始めた。 津波で流された大量の車が、撤去され始めている。 津波のあった蒲生地区の海岸公園に一時保管で整然と並べられた車。 被災家屋も徐々に撤去され始めている。 痛々しくも、基礎だけが残されている。 とにかく、時間と労力が必要という状況には変わらない。 だんだんと変わりゆく街並みと同時に、みんな元気を取り戻しつつある。 いつもと変わらず、黙々と復興作業に専念する。 やがて最終日を向かえ、後ろ髪惹かれるおもいで被災地を後にする。 あ~、まだ遣り残している事がかなりある。 あとは、全国から派遣された人たちにバトンタッチしよう。 帰路は、車両を回収して仙台港から苫小牧へとフェリーで移動。 交代で派遣から戻る自衛隊たちも一緒のフェリーだ。 港を離れ、防波堤の先端にある灯台が傾いている。 津波の傷跡がここにも・・・。 そして、仙台港をあとにして、夕陽に照らされる人影のシルエット。 それぞれの思いを乗せ、フェリーは港を離れていく。 そして翌日、苫小牧港に着いて、最後の役目を終えて家路に着いた。 終えてみれば、長いようで短い復興派遣だったように感じる。 あとは時間が解決してくれることだろう・・・。 #
by kitaironoyama
| 2011-05-08 01:11
| 日常
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