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2007年 06月 02日
山登りを兼ねて・・・
昨日のタケノコ狩に続き、今日はギョウジャニンニクとウド狩に出かけた。

早朝3時に起床し、身支度して3時半に家を出る。
まだ明けきらぬ肌寒い朝・・・
車を走らせること十数分、やがて太陽が地平線の彼方から昇り始める

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早朝の物静かな風景がたまらなく好きだ。

のんびり浸っている訳にはいかない。
すぐに目的の山の登山口に向かい、車を走らせること1時間弱・・・
いつもの登山口に一番乗りで到着する。

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すぐに登山届けを記入して小屋のポストに投函。
腕時計の針は、午前5時を指している。
足早に歩き始めるといきなり川の渡渉があるが難なく渡り終える。
この後も、計3箇所の渡渉があるのだけど増水しなければ簡単に飛び石伝いに渡ることができます。
しばらく歩くと道端に「ウドの群生」が手招きをしているかのようにひっそり立っている。
やや小ぶりだが、太いのだけを拝借した。

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その後も林道をひたすら歩き続けると、所々にウドが手招きしていた。
型のいいものだけ吟味して、採りながら歩き続ける。
道端にあるものや、崖斜面にあるものなど様々・・・
崖にはかなり粒ぞろいのウドが林立している。
きっと採りにくいので他の登山者は登らないのだろうか・・・
でも私は、我慢ができずに登って採り続ける((笑
かなりの収穫量だ。
肝心のギョウジャニンニクは、山頂付近にある。
ウドを背負っていくには重すぎる。
・・・いつもの手でいくかな((笑
所々に目印になる所に、ウドを隠すのです。
ただし、場所をしっかり覚えていないと後悔しますが・・・

とにかく先は長いので急ぎ足で登り続ける。
やがて林道から山道に変わる頃、「オオバキスミレ」の群落に目を奪われる。

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そして今度は、花期を過ぎた「カタクリ」がひっそりと出迎えてくれる。

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周りの木々からは、小鳥のさえずりが森の中を木霊する。
時々カッコウの鳴き声も聞こえてくる。
アカゲラの姿もチラホラと見かける。
時折、巨木が私に何かを問いかけてくるような錯覚を覚えながら、ただひたすら登り続ける。

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やがて尾根道に出ると後方には雲海が見えてきた。
先ほどまでは、ややガスっていたのだ・・・

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そして、道の脇にはタカネザクラの一種「チシマザクラ」が可憐に咲いていた。
この時期に桜を見るのは久しぶりだった。

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登山口登り始めて約2時間、山頂付近に着く。
この辺り一面「ギョウジャニンニクの群生地
あるある一面にびっしりと・・・

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このニンニクもやはり型のいいものだけを吟味して荒れないように採らせていただいた。

何とかニンニクも収穫できたとして、すぐにウドを求めて下山開始・・・
道中、まだ型のいいウドがないか調査?しながら足早に下山する。
時折、オオタチツボスミレを見ることができるのが嬉しい。
そして、「ムラサキヤシオ」の花がまだ咲いていた。

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大亀の木の花も珍しく見かけることができた。
やがて沢伝いの道端に出ると、大きなウドが沢の崖下付近に群生していた。
崖下の沢底まで約20mくらいありそうだ。
ついついいつもの調子で用意していたザイルを木に縛り付けて、難なく採ることができた。
いつものことだが、気を抜けないので慎重に・・・
それにしても、ザックに入りきれなくなったウドを両手で抱えながら登山口に向かう。
もちろん、隠していたウドも回収しながら・・・
そして時折、沢伝いに「エゾノリュウキンカ」も見かけることができるので、重いウドも心なしか軽く感じて歩くことができたように思う。

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そして約1時間弱で、登山口に無事に着く。
下山中、ずっとまとわり続けたヤブ蚊の大群やブヨは最後までついて来た。
「う~ん、なんだかなぁ~」
その後、帰路に着くことになるが仕込みにまた時間がかかりそう・・・

今度は、秋のキノコ狩が待っていると思う・・・

by kitaironoyama | 2007-06-02 18:19 | 登山


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