2011年 09月 01日
恵庭岳~西沢遡行
8月28日、HYML仲間総勢6で、名恵庭岳~西沢を遡行。
遡行といっても、涸れ沢だ。


昔、札幌オリンピックの滑降競技会場となったイワクつきの場所にほど近いかも知れない。
車で、札幌から支笏湖へ向かう国道453号線からオコタンペ湖沿いの道道76号線を南西方向に回り込んで、オコタン温泉がある支笏湖へと向かう。

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湖畔を起点に通称西沢を遡行するが、水は全く流れていない。
いわゆる、涸れ沢だ。
一応登山口らしき標識に、無残にも朽ち果てかけている入山届記帳箱なるものが存在するが、いつの日からか全く使用されている様子はない。
と言うより、いにしえたる過去の残物と化していた。
昔は、一般的に使用されていたかは定かではない。

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しょっぱなから、藪漕ぎ状態であるが苦になるほどでもない。
と思ったのは、最初のうちだけだった。

沢沿いをひたすら登りつめるが、一向に標高が上がらない。
そのうち、トラロープがフィクスされている個所もあるが、へつり気味に登れば問題はない。
所々、苔が張り付いていて滑る。
登山靴よりは、スパイク地下足袋や沢靴の方が勝るかもしれない。
ちなみに沢靴の人は誰も居なかった。

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唯一、登れない苔の滝は左岸側から高巻き早めに沢床に戻る。
その後、沢伝いに遡行するが相変わらず標高が上がらない。
やがて後方を振り返れば、蒼く染まった支笏湖が眼下に見えてきた。

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我慢しながら登ると二股となる。
右また方向の急傾斜には、砕石を敷均したような跡が見受けられるが、果たしてなんなのだろう。
自然の造形とは似つかない。

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このあたりから、皆くしゃみが多くなる。
何故?
どうやらヨモギ類の花粉が原因のようだ。
花粉症でない人でも、盛んにくしゃみをしていた。
半端じゃないくらい酷かった。
ちなみ自分は、この時期の花粉症でかなり辛かった。

取り直して、ここからはさらに急こう配となり這うように登るのだが、這うように周りの草木をテコに掴もうとすれば「イテぇ~ッ」となる有様。
トゲの多い草木が無数にある。
ここからは、しっかり見極めて登るしかない。

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疲れが出てくると、ワラをもつかみたくなるのが心情。
そして前方に巨大な岩壁が見えてきた。

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そこは、右に巻くように登る。
次に通称「黒岩」が見えてくれば、あとはジグを切るように急登。

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この黒岩が左手下に見えて来た頃、やっと稜線上に躍り出る。
稜線上から見る支笏湖はまた格別。

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すぐに、左手に聳える岩峰に向かうが、ルート取りがイマイチ難しいが何とか回り込む。
最後の岩峰は迷った挙句、素直に岩峰西側基部を大きくトラバース。
結果、夏道に無事出られた。

あとは、道なりに恵庭岳頂上方向に歩き、さながらロッククライミングで最後の砦を攀じって山頂にゴール。
以前来た時とは、まるで山頂の風貌が違っていた。

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あれだけ広かった山頂も、あちこち崩壊が進んでいた。
特に火口側が著しい。

危険につき、山頂には近づかないでください…との意味はこれだったようだ。
今回は、西沢から登ったため、通過せざるを得ない状況だったので、穏便に…ご勘弁を。

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山頂で、記念撮影後いつもの山頂ラーメンを頂き、その後は一目散に夏道を下る。

オコタンペ湖を望む

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山頂直下の夏道

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見晴らし台にて本人何思う。(写真は、Kさんより)

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ポロピナイ登山口に着いて、安堵のため息、そして心地良い疲れが満足感を醸し出していた。

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by kitaironoyama | 2011-09-01 21:45 | 登山 | Trackback | Comments(2)
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Commented by mrkgen at 2011-09-02 12:02 x
なかなかな藪コギだったようですね。
でも、頂上からの景色にみんな最高の気分だったのでは。
頂上の様子を見てみたい。昔(35年前?)イワギキョウを見ながら
登っているんだよね。
Commented by kitaironoyama at 2011-09-02 21:46
まぁまぁな藪漕ぎでした。
それより、花粉でくしゃみの連続とトゲトゲが大変だった。
35年前?
まだ20歳台の頃かな?
自分は17年前くらいかなぁ~。
山頂崩壊でイメージまるで違うような気がします。
火口側が真ん中から崩れていて、崩壊の進み具合も時間の問題だわ。
ちなみにイワギキョウ咲いてたよ。


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